葛飾区に住んで早4年が経った。区の南端に住んでいる身にとって、北端の水元公園は自転車圏内とは言えやや遠く感じられ、これまで足が向かなかったのだが、予定の無い日曜日にとうとう出かけてみた。(そもそも江戸川区に住んでいた頃も自転車圏内だったし、松戸まで自転車で通ったりしていたのだから水元公園など遠くないはずなのだが、きっかけが無かったため行く機会を逸してしまっていた。今回はオニバスが開花シーズンを迎えていることを知り、先延ばしせずに赴くことにしたという事情がある。)

台風による大雨が過ぎた翌日である。天気は既に回復していたが、江戸川は増水しており、川の水がグラウンドにまで溢れていた。上の写真の手前の水が満ちている部分は、実はいつもは川ではなく、遊具のあるグラウンドとして子どもたちが遊んだりしているところだ。通常、川の水が流れている部分は、その奥の緑のラインのさらに奥だけである。

矢切の渡しも、船着場へ至る道が浸水していた。

無事水元公園に到着し、さっそく目的のオニバス池へ。この紫色の花がオニバスの花で、紫がかっているところが普通のハスとの違いらしい。また、花の下にトゲがあるのも特徴だそうだ。貴重な種とのことだが、ここでは池一面に大きな葉を広げていた。

金魚の養殖場が展示場も兼ねている。昔はここに水産試験場があり、金魚養殖の盛んだった江戸川区の業者と協力して品種育成を行っていたそうだが、今では水産試験場が廃止されて育種も規模縮小してしまったそうだ。それでもかなりの数の種が展示されていて、望外に良スポットだった。

ふさふさの毛で覆われた白い小さな花。後で展示を調べてみたところ、絶滅危惧種のガガブタという植物らしい。ちょうど花期に来られて幸運だった。

幅の広い川。かつては水運の要所だったとのこと。

バードウォッチングの設備もある。大きなカメラを担いだ鳥好きが乗り付けていたが、収穫は無かったようだ。やはり早朝でないと駄目か?

水元公園の北のはずれにある閘門橋。すでに水門としての役割は終えているが、歴史のあるレンガ造の建造物ということで、保存され残されている。

北端から引き返し、公園を出る前に芝生広場で休憩。人工の浅瀬があって、小さい子どもが遊べるようになっている。とんでもなく空が広いので、夜に来て星空を見上げてみたいが、埼玉県境付近とは言えまだ23区内、3等星まで見えるかどうか?

おまけ。水元公園を出て自転車で3分ほど走ると、お地蔵様がかわいそうにロープでぐるぐる巻きにされている「しばられ地蔵尊」がある。もちろん、お地蔵様を単に虐めているわけではなくて、面白い由来があるのでぜひ検索してみて下さい。バスでも来られますし、一見の価値ありです。言い忘れましたが、水元公園もいい公園で、家族連れ、カップル、老夫婦、一人旅と各種用途にお勧めです。金町駅からバスで来るも良し、自家用車用の駐車場ももちろんあります。