kazunaマンチェスター反省記
東京で勤務する一研究者が、2006年9月から365日間、英国マンチェスターで生活しました。在英中のブログ(kazunaマンチェスター行状記)を受け継ぎ、英国の思い出や日本での生活を書き継ぎます。
22/01 The First Snowfall (初雪)
実はHullに行く前から、先週はわりと異常気象でした。木曜日に強風が吹き荒れ、英国内では十数人の犠牲者が出ました。17年ぶりの規模の強風ということで、このニュースは日本にも配信されたと聞いています。
土曜日も、木曜ほどではないですが、かなりの強風でした。Hullに向かってモーターウェイを高速走行していると、車が風で振られるほどでした。

そして日曜日、Hullから帰る途中から雪が降り出しました。モーターウェイで山間部を走っている時に、雪が路肩に若干残っているのが見え、マンチェスター市内に入る頃には本降りになっていました。

1878SnowRenault
部屋に帰ると、部屋の前の駐車場に停まっていた車(他人のものです)に雪が積もっていました。
これが今シーズンの初雪(First Snowfall)でした。

1883SnowPV
空けて翌朝、部屋の前の芝生にはもうほとんど雪は残っていませんでした。
雪は夜中のうちに降り止んでしまいました。マンチェスター地方では、最も降ったところでも数cmしか積もらなかったそうです。
しかし例年の感じでは、まだ数回降ってもおかしくないそうなので、雪だるま,雪合戦,かまくら(もちろん中ではきりたんぽ)といった日本文化導入への試みはまたの機会へと持越しとなりました

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【2007/01/31 19:49】 | 生活 | トラックバック(0) | コメント(0) |
21/1 Hull旅行記(2)
昨日の続き、今日はひたすら海を目指します。北海です。

1541Withernsea
Hullのホテルを朝に出て、ひたすら東へ向かい、Withernseaという街でついに海に出会いました。湾とか入江ではなく、外海に面しているので、どこまでも陸地が見えません。はるか遠くに何かの物体が見えますが、船なのか、北海油田の一部なのか、あまりに遠すぎてわかりません。
昨日の強風はすっかり止んでいたので、波も静かでした。

1662SpurnHead1
次に、海に細長く突き出た "Spurn Head"という半島に行きました。道路1本通っているだけの幅しかない、本当に狭い土地で、上の写真のように左右両方に海が見えます。
参考までに、ここの地図のリンクを貼っておきます。細長さがわかっていただけるかと。
ちなみに、この道路に入るのは有料です。環境保護団体の車が、この道路を行き来して集金しています。およそ700円くらいです。

1637SpurnHead2
この半島の先っぽには、特に観光施設は無く、寂しい場所です。しかしこういう場所に無闇に観光客向けの店などを作られてもかえって景観問題になりますし、何も作らずに風景のみを観光資源にするのがいいやり方です。
少し朽ち果てた塔が、砂浜の中に立っていましたが、灯台でしょうか? 360°自然に囲まれた中に、ぽつんと人工物が立っているのは、少しだけ不気味でもありますが、惹きつけられる光景です。

1778TheDeep
帰る途中、Hullの街に戻って、水族館に行って来ました。2002年にオープンしたばかりの「ザ・ディープ」というこの水族館(兼・博物館)は非常に広く、魚類や海の展示以外にも、地球46億年の歴史を丹念に解説しています。
上の写真は淡水魚類の水槽で、子供達が色とりどりの魚たちを覗き込んでいました。

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【2007/01/30 06:46】 | 旅行(1泊以上) | トラックバック(1) | コメント(2) |
20/1 Hull旅行記(1)
1月20日〜21日の週末はKingston-upon-Hull(通称 "Hull")の近郊に旅行してきました。マンチェスターからひたすら東へ向かい、ブリテン島を縦断して、北海の近くの入江です。地理的に正確に言うと、East Riding of Yorkshire(東ヨークシア)とNorth Lincolnshire(北リンカンシア)にまたがる地域です。

1081PowerStation
マンチェスターから東に向かっている途中の高速道路です。発電所の巨大な放熱塔が何本も立っていると、さすがに不気味です。海から離れた内陸部に発電所を作ると、こういう放熱塔が必要になるんでしたっけ?(でもリヴァプールの海の近くでも放熱塔を見たような…)

1589ERYorkshirePasture
高速を降りて、もう海のすぐ近くです。このあたりの地方は、イングランドの中でもわりと平坦な土地らしく、緑の野原(主に麦畑、たまにじゃがいも畑や牧草地)がどこまでも広がっていました。こういう風景の中をドライブするのは、日本では味わえない快感です。

1347Cleethorpes
ついに海に到達! ブリテン島の東に広がる北海です。
Cleethorpesという小都市のビーチなのですが、しかしこのあたりはまだビーチがあまりに広すぎて、肝心の海水面がはるか遠くにしか見えません。なので、北海を見た!という実感があまり湧きません。これは明日のお楽しみということで。

1249HamberBridge
入江に架かる巨大な "Hamber Bridge"です。橋を渡る前に、ふもとから撮ってみました。あまりに巨大で、よくこんなものを作ったと感心しきり。
ちなみに通行は有料で、普通車約600円です。渡るのは一瞬ですが、橋の上からの景色も掛け値なしに素晴らしいので、通行料金を支払ってでも渡るべきです。

1441LeisureCentre
ところで、この日はHullのホテルに泊まったのですが、近くのスパを無料で利用できました。小さいスパですが、プールやジャクジー、サウナが揃っていました。どれも日本にあるような感じで、久しぶりにサウナでゆったりとくつろげました。プールで泳ぐのも久しぶりでしたし、閉店の20時ぎりぎりまで粘って遊び尽くしました。

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【2007/01/27 06:43】 | 旅行(1泊以上) | トラックバック(0) | コメント(0) |
16/01 FAカップ
イギリスのサッカーと言えばイングランドプレミアリーグですが、カップ戦も同時並行で行われています。地元チーム " Manchester City F.C. " が出場した、FAカップの3回戦の試合を見に行きました。

1045FACup
このManchester City Stadiumに来るのは2度目、ブログの記事にするのも2度目です。相変わらず芝生のきれいなスタジアムです。

今日はスタジアムの内外にあるお店を少し紹介します。

1032FoodShop
スタジアムの外周通路にあるフードショップです。ホットドックやサンドイッチなどの軽食や、コーヒーなどを売っています。スタジアム内ですが、外界に比べて特に高いということもなく、むしろ手軽な値段設定です。
ちなみに隣には酒類を売っているバーがあります。

1034Ladbrokes
この人だかりはブックメーカー、つまりサッカー賭博です。不合法なものではなく、もちろん公的に許可されています。
賭けの対象になっているのはもちろんこの試合です。勝ちチームを当てる単純なものから、試合のスコア、前後半それぞれのスコア、得点者など、いろいろ組み合わせることにより、高配当を狙います。
ちなみに今回は、地元チームの勝ちを信じて、スコア1-0、2-0、3-0に賭けました。その結果、確かに地元チームは勝ち上がってくれたのですが、1点取られてしまったため、掛け金は消え去ってしまいました…。

1055FoodWagon
スタジアムの中だけでなく、外にも軽食を売るワゴンが出ています。こちらのお値段控えめで、量はたっぷり。ホットドックやコーヒーで暖まるのは幸せです。

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【2007/01/26 07:14】 | 生活 | トラックバック(0) | コメント(0) |
14/01 冬のハイキング
イギリスの国土も、日本のように県単位に分かれています。しかしその区分は日本の都道府県制より複雑で、いくつも段階があるのですが、一般的に使われている区分で言うと、マンチェスターはその名も " Greater Manchester " に属し、北の " Lancashire " と南の " Cheshire " に挟まれています。
今日は県境を越えて " Cheshire " まで車を走らせ、冬のハイキングに挑戦しました。

0763MorningMotorway
朝早めに家を出て、高速道路を走りました。車も少なめなので、わりと高速走行が可能です。ただしスピードチェックのカメラがあるので、油断はできません。

0852Meadow
Cheshireの典型的風景その1、牧草地。
Cheshireの、と言うより、Englandの、と言ってもいいような気もしますが。
青空の下、きれいに整備された緑の牧草地。たまたま家畜がいなかったので、寂寥感たっぷり(変な言い方ですが)です。ウェールズやスコットランドに行ったときは、石垣で牧草地が細かく区切られていたのですが、このあたりでは区画を広めにとり、大規模な牧畜を展開しているようでした。

0815Pond
Cheshireの典型的風景その2、池。
大きな湖は無いのですが、小さい水溜りや、これくらいの大きさの池沼はいくらでもあります。比較的降水量が多いのに加えて、土地の水はけが悪いのが原因なのでしょう。それにしてもなんで水はけが悪いのでしょうか? 昔、土壌の養分分析をちょっとだけかじった身としては、農作物、牧畜への悪影響がわりと心配なのですが。

0954horses
Cheshireの典型的風景その3、馬。
イギリスの牧草地と言えば羊が定番ですが、なぜかこのあたりは馬が多いです。サラブレッドにも見えますが、体毛が長いです。冬毛でしょうか?? 教会をバックに、草を食べるのも中断して、ずっとこっちを見ていました。

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【2007/01/25 22:36】 | 日帰り旅行 | トラックバック(0) | コメント(0) |
02/01 運河の博物館
0513Lock
イギリスは運河が至る所にあります。産業革命前後、イギリス中の物流を主に担っていたのは、国中に張り巡らされた運河網でした。今では鉄道や道路に役目を奪われてしまいましたが、レジャー目的で船を所有し、運河の旅を楽しむ人はたくさんいるそうです。なので運河網も現役で稼動しており、マンチェスターの近郊にも(マンチェスター市内にすらも)そんな運河がたくさんあります。
今回は、マンチェスターから車でおよそ1時間の西方にあるエルスミア・ポートという街の運河博物館に行って来ました。

0624HowToOpenLock
昔、実際に舟運輸送の拠点として街が栄えていた時代の、倉庫や事務所棟を再利用した建物が博物館になっています。中でも運河そのものに関する展示は多く、上の写真は「実際に船を通すには閘門をどのように操作するか?」をゲーム感覚で学べるモニターです。変なタイミングで水門を開けたりするとゲームオーバーになってしまいます。

0497engine
巨大なエンジンです。来訪者のために、実際に動かされていました。ぴかぴかに磨かれ、いつでも現役復帰できそうです。

0685AllLocks
建物の外には、運河そのものもあります。閘門を幾つもつなげて、激しい高低差のある水路を船が通れるようにしています。閘門は実際に操作できるようになっているようで、館内の閘門操作ゲームで学んだことを実地で生かせるチャンスだったのですが、変な水門を開けて敷地を水浸しにして損害賠償請求されると懐が寂しくなるので、泣く泣くやめました。

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【2007/01/25 06:50】 | 旅行(1泊以上) | トラックバック(0) | コメント(0) |
31/12 - 1/1 お正月
大晦日、お正月は、日本では色々とイベントが行われ賑わいますが、こちらではあくまでクリスマスがメインの扱いなので、イベントはほとんどありません。むしろクリスマスとそれに続くバーゲン週間で疲れ切ってしまったのか、非常に寂しい町並みです。
大晦日ともなると、もう街中の店はほとんど閉まってしまい、街を歩いている人もほとんどいません。夜中は、クラブなどで年越しパーティーが行われるので、そこそこ賑わいますが、街の中心部のごく一部のみでした。
夜中24時を回ると、至る所で花火が打ち上げられましたが、1箇所でまとまって行われるのではなく、小公園や個人宅の庭で小規模に行われるのみです。

明けて1月1日は一層寂しく、店はほぼ全休業です。おそらく、家族でゆったりと過ごす日なのでしょう。というわけで、特に面白い写真も撮れませんでした。日本の初詣のような面白い習慣も無いですし…

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【2007/01/24 19:28】 | 生活 | トラックバック(0) | コメント(0) |
28-30/12 York旅行記 3 of 3 その他
最後のヨーク旅行記です。2つ前の記事ではヨークの城壁について、1つ前の記事ではヨーク大聖堂について主に書きましたが、最後にそれ以外の見どころをまとめておきます。

6457RailwayMuseum
ヨークは産業革命後期に鉄道交通の要衝の地として発展した歴史を持ち、今でも鉄道駅は巨大なターミナルとなっています。そして、鉄道駅のすぐ近くには国立鉄道博物館 " National Railway Museum "があります。
英国の最初期の鉄道から、現代の最新鋭の鉄道技術(ユーロトンネルとか)まで、広大な敷地に莫大な数の展示が繰り広げられています。中には日本の新幹線の展示もあり、日本からわざわざ輸入した本物の車両が置かれていました。
一両だけですが、中はきれいに整備され、新幹線の歴史を紹介するビデオも流されていました。
ちなみに、写真の左下部分にたまたま見に来ていた女の子が写っていますが、女の子と比較して新幹線がいかに巨大か分かっていただけると思います。(と言っても、日本の方なら新幹線なんてよく知ってますよね…。)

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ヨークの名産品は、何と言ってもビールです。小規模な地ビール醸造所が市内に幾つかあり、今回はその中の一つで行われている製造過程見学ツアーに参加してみました。参加費は約1,200円程度で、見学の前後に1杯ずつ試飲できるので、かなりお得感があります。
もっとも、クリスマスから正月にかけての休業期間中だったので、製造ラインは実際には動いていませんでしたが、係員の方はそれでも全設備について丹念に説明してくれました。自分も日本では(ビールでは無いですが)工業生産に携わる仕事をしている以上、興味深く見たのですが、(街とか建物が清潔感に乏しい)イギリスにしては、非常にきれいに使われている工場でした。大型機械は大手メーカーからの払い下げとのことでしたが、休業中ということもあり、ぴかぴかに磨かれていました。
試飲では係の人に「甘いのを」とリクエストして、 " Ghost "という銘柄を飲んでみました。確かに甘かったのですが、嚥下後には口の中に苦味を伴った深い味わいが残るという不思議な代物でした。かなりおいしかったのですが、大量生産では作れない味なのでしょうか。ヨークに行かれる左党の方はぜひチャレンジしてみて下さい。

0106YCFC.
滞在中のある夜、観光を終えて夕食も食べて、宿に戻ろうと歩いていると、謎の人並みが街の外に向けて三々五々歩いているのに出くわしました。すかさず付いて行くと、到着したのはサッカー場。
地元チームの " York City F.C. " の試合です。イングランドのプレミアリーグを1部リーグとするなら、これは5部リーグに相当します。確かにグラウンドの状態や選手の技術水準はプレミアとは大違いなのですが、ファンの声援はプレミアに劣らないものがあります。試合は大雨の中行われ、地元チームが負けてしまったのですが、集まったサポーターは暴徒と化すこともなく、最後まで親しみのこもった声援を送っていました。

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【2007/01/23 23:56】 | 旅行(1泊以上) | トラックバック(0) | コメント(0) |
28-30/12 York旅行記 2 of 3 ヨーク大聖堂
今回ヨークに行った最大の目的は、ヨーク大聖堂を見てくることでした。イギリスで最大級のゴシック様式の教会堂で、南部のカンタベリと並び、英国国教会の主要聖堂になっています。

7090minsteroutside
何とも言えない、壮麗な外観です。東西に走る身廊は、天井が高く、幅が広く、聖堂のメイン部分となっています。身廊と垂直に交わる(=南北の線上にある)翼廊がわりと短めなのが建築上の特徴でしょうか。
この写真は西側の正面入り口のファサードですが、正方形に作られた2本の塔は細部まで細かい彫刻で飾られ、じっくり見れば見るほど新しい発見のある巧みな建築になっています。

6964fivesisters
教会内部の " Five Sisters " と呼ばれるステンドグラスです。(見づらい場合は、パソコンの画面の輝度を上げてみて下さい。)
丁寧に彩色されたステンドグラスが5本、奇妙な細長さで屹立しています。ガラス自体は美しいのですが、あまりに細長く巨大なので、実際に見てみると威圧感も感じました。
ただ、建屋の外側に補強工事の足場が組まれていて、ちょっと暗く見えてしまったのは残念でした。(余談ですが、この大聖堂の主要箇所が建てられたのは15世紀と非常に古いため、やや強度に問題があり、今日に至るまで補強工事を繰り返しているそうです。)

7009Englandkings
身廊のちょうど中心付近、会衆席と聖歌隊席との間の仕切り壁に歴代のイングランド王の石像が並んでいます。
外壁もさることながら、この像に見られるように内部装飾の彫刻も非常に細かく精巧なもので、大聖堂のどの部分に行っても面白い彫刻に巡り会えます。作られた当時の石工たちの技術力(と費やされた時間、コスト)にはただただ感服するばかりです。

0222fromTower
長い階段を上って、塔の上に出てみました。ヨークの町並みが一望できます。
マンチェスターやシェフィールドには負けますが、ヨークもいちおう工業発展の歴史はあり、おそらく労働者を住まわせる為に作られたと思われる、同じデザインの戸建て住宅が気味の悪いほどに広がっています。個性的という観点からすると日本の住宅街の方が勝っていますが、上から見た光景に関しては、TVアンテナの突き出たトタン屋根(しかも入り乱れた配色の)が無秩序に並んでいる東京の住宅街よりは、すっきりした印象を受けます。

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【2007/01/23 20:35】 | 旅行(1泊以上) | トラックバック(0) | コメント(0) |
28-30/12 York旅行記 1 of 3
年末に入り、大学が一時的に休業状態になったため、2泊3日で一人旅してきました。行き先はYork(ヨーク)という都市で、マンチェスターから北東に、電車で2時間くらいのところです。
ヨークには中世の城壁や大聖堂が残されており、観光客の多い都市です。都市の規模はマンチェスターのほうが大きいのですが、マンチェスターは産業や大学がメインの都市なので、観光客の姿は余り見かけません。ヨークはそれとは対照的で、高層ビルなどはほとんどないですが、街は観光客で溢れていました。

6431York
駅を降りて少し歩き、街中に入ろうとしているところです。中世に、市の防護のために作られた城壁が(断片的に)今なお現存しています。17世紀の市民革命では、この城壁を巡って戦闘が行われ、弾痕も多数残されています。
城壁の至るところに、歴史を説明したプレートが設置されていて、観光都市としてきちんと整備されていると感じられました。

6791OnTheWall
この城壁は、上を歩いてまわることができます。外を見ると、高い崖の上に城壁が立てられており、外的がこれを攻め落とすのは難儀だっただろうと想像できます。
内側は崖になってはいませんが、市街地の建物との間に広い緑地帯が残されています。歩道には柵が無いため、わりと危険です。歩いた日は雨が降っていたので、特に滑りました。
一周、約2時間。途中の城門(Yorkでは"Bar"といいます)をじっくり見たり、城門の中にある博物館を見たりしていると、それだけで1日終わってしまいそうな規模です。

6368abbeyruin
これは城壁ではなくて、市街地の南西部にある"Museum Gardens"(博物庭園)の中にある、"St Mary's Abbey"という教会の廃墟です。中世に立てられた大規模な聖堂ですが、今では朽ち果て、石積みが断片的に残っているだけです。
しかしこれはこれで面白い光景で、地面に広がる良く整備された緑の芝生とのコントラストが、残された石積みをきれいに見せています。
なぜ廃墟になったかというと、15世紀頃までは教会が地方自治において巨大な権力を持っており、地域住民から重税を取り立てたりしていたそうですが、それを快く思わなくなったイングランド王が「修道院破壊令」などを出して、教会権力の凋落を導いたそうです。
訪れる人も少なく、ひっそりとした廃墟ですが、歴史に思いを馳せるにはお薦めのスポットです。入場無料ですし、昼頃にはリス達が走り回っているのにも出会えます。

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【2007/01/22 19:18】 | 旅行(1泊以上) | トラックバック(0) | コメント(0) |
26/12 Boxing Day
クリスマスから一夜明けて26日。この日は日本では特に行事は無い日ですが、イギリスではボクシングデーという名前で呼ばれています。本来の意義はともかくとして、今では大バーゲンセールの日として有名になっています。

6271Primark
昨日はクリスマスで閉まっていたお店も、今日はセールで大賑わいです。シンプルなデザインと手頃な価格設定で人気の、上の写真のお店でも、普段以上に服が安くなっていて、まとめ買いのチャンスです。

6273reduction
↑セール品の見本。
紅白のステッカーに£19.99と書かれていますが、その上に別の黄色のシールで£15.99になっています。しかもその上に "WAS £29.99"と書かれているのは、もともと最初はその値段で売られていたということで、繰り返し値下げされていることがわかります。
しかも右上に " 3 for 2 "のシールも貼ってあり、「3つ買っても2つ分の値段でOK」というおまけもついています。まあ同じものを3つ買う人もなかなかいないとは思いますが。
これはおもちゃのラジコンカーなので、クリスマスプレゼントの時期が過ぎた過剰在庫として、このように激しく値下げされているのでしょう。同様の例として、クリスマスツリーやその飾りつけ、クリスマスカードなども大量に安くなっていました。


ところで、ボクシングデーとは関係ないのですが、今日は我が家の前でリスを見ました。
6290squirrel
たまに来るんですよ、リス。マンチェスターにはわりと生息しているみたいで、何も無い住宅街とかでたまに見かけます。

6287Squirrelclimbing
ゴミ箱をよじ登っているリス。

マンチェスターは広範囲に開発が進んだ大都市で、まとまった森林とか緑地は、遠くまで行かないと残っていないのですが、リス達は数少ない公園や個人宅の庭を根城に、がんばって都会生活をしているみたいです。
そう言えばロンドンのハイドパークにもリスいますよね。昔行った時、目撃したことがあります。

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【2007/01/10 00:31】 | 生活 | トラックバック(0) | コメント(2) |
25/12 マンチェスターのクリスマス
昨日、イヴの深夜のミサに出席しましたが、今日はクリスマスを祝う午前中のミサに行ってきました。クリスマスらしく教会づくしです。
こちらの人(移民ではない白人系の地元民)にしても、全員がキリスト教徒というわけではなくて、「私はクリスチャンではない」とはっきり言明する人もいるくらいですが、昨日も今日も教会は満員でした。しかも街中至るところにある教会で同時刻にミサがもたれていることを考えると、信仰心を持っている人はまだまだ多いのかもしれません。

6144ManchesterCathedral
今日は昨日とは教会を変えて、カトリックではなく、プロテスタント系の英国国教会に属するマンチェスター大聖堂に行ってみました。ただの教区教会ではなく、主教座が置かれている教会で、マンチェスター地区では最も格式の高い国教会です。

6210Eucharist
ミサ(聖餐式)の始まる直前です。礼拝壇の後ろに、赤い服で揃えた聖歌隊がいます。
ちょっと余談ですが、カトリックでも英国国教会でも、聖歌はミサにとって無くてはならない重要なものですが、少なくともマンチェスターで聴き比べた限り、カトリックと国教会では少し曲調が違うみたいです。カトリックでは、荘厳でかつ優しく、会衆を抱いて慰撫するような落ち着いた音楽なのですが、国教会では短調や不協和音を積極的に使い、会衆に不安を与えることによって信仰心を喚起するようなメロディーが使われています。マンチェスターだけの傾向かもしれませんが…

6214end
ミサが終わってしばらくして、みんなぞろぞろと帰っているところです。ミサは1時間半くらいじっくりと行われました。

6228ChristmasCityCentre
昨日に引き続き、ちょっと街中に出てみました。今日はどこの商店も閉まっていて、バスや路面電車も運休しているので、やっぱり人はほとんどいません。いつもは通勤客や買い物客で賑わっているこの路面電車の駅も、今日は寂しげです。
とは言え、少し郊外に出ると、さすがにガソリンスタンドは開いていました。閉まってたら困りますしね。

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【2007/01/09 00:10】 | 生活 | トラックバック(0) | コメント(0) |
24/12 マンチェスターのクリスマスイヴ
ほぼ2ヶ月間続いてきたクリスマスシーズンもいよいよ最後となり、ついにクリスマスイヴを迎えました。イベントの数は12月の初旬が頂点で、それからは次第に少なくなり、今日明日はほとんど何もありません。
唯一のイベントと言ってもいいのが教会のミサです。今年のイヴはたまたま日曜日だったので、午前中は通常の日曜日のミサが行われ、深夜にはまたクリスマスの到来を祝福するミサが開かれました。

6141HolyName
うちの近くの、大学街の中にある教会です。イギリスはプロテスタントの一派である英国国教会が主流なのですが、カトリックも勢力を保っており、この"The Catholic Church of The Holy Name of Jesus"もカトリックの教会です。

6188alter
深夜のミサは23時半から1時間程度行われました。深夜にもかかわらず、信徒席はほぼ満員でした。
さすがにミサ中は写真は撮れないので、上の写真はミサ終了直後に撮ったものです。壮麗な祭壇が燭光で飾られ、非常に美しい光景となっています。

6193HolyNameCrib
先日の記事にも書いたのですが、この教会にももちろんcribが飾られ、イエスがお生まれになった時の情景(とされているもの)を見ることができます。
このcribも教会ごとに個性があって、ここのは人物造形が写実的で、彫りが深く神々しい顔立ちになっていました。やはり聖家族の威光を強調したいのか?と思いきや、動物はなぜか人間より大きく作られていたりもして、何か別の意図があるのかもしれません。

6202EveAlbertSq
ミサも終わった深夜、街の光景を見てみようと思って市街地中心部に足を伸ばしてみました。
上は、先日Pillow Fightが行われた市庁舎前広場なのですが、いつもの喧騒が嘘のように、無人の空間が広がっていました。車もおらず、バスも運休しているので、どこまでも静かです。いつもと違うマンチェスターの表情が見えました。

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【2007/01/08 18:45】 | 生活 | トラックバック(0) | コメント(0) |
23/12 Pillow Fight
いよいよクリスマスイブが目前となったこの日、マンチェスター市庁舎の前の広場で何やらイベントが行われるという噂を入手し、好奇心で出かけてみました。

6080AlbertSq
若者がたくさん集まっています。普段から人の多い広場ですが、こんな真冬にしては人の数がやけに多い気がします。しかも全員、10代から20代前半と思しき若者達。
やはり何かあるらしい気配です。だいたい、彼らのほとんどが枕を持っているのが怪しい。
いったい何が始まるのか…?と見ていたら、14時ちょうど、掛け声とともに始まりました↓

6094PirrowFight
なんと枕を使ったしばき合いです。どうやらこのイベントは"Pillow Fight"(直訳すると「枕合戦」)と言うらしいのですが、日本の枕投げとは違って、なんとも直接的。枕だから痛くないのでしょうけど、とかく手加減を知らない世代達なので、見ていてやはり痛そうになります。
それでも参加者たちは楽しげな様子で、片っ端から枕でしばいていきます。私は枕を持たない丸腰でしたが、2〜3発くらいました。

6095Feather
だんだんエスカレートしてきて、枕が破けて中の羽毛が舞い出しました。ホワイトクリスマス。

6109AfterFight
戦い済んで日が暮れて。
結局何が目的だったのか分かりませんが、みんな疲れてきたのか飽きてきたのか、自然に収束して終了となりました。後に残されたのは大量の羽毛。
これ、誰が掃除するのでしょうか…

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【2007/01/06 00:18】 | 生活 | トラックバック(0) | コメント(0) |
19/12 Christmas Carol
クリスマスシーズンももう佳境に入ってきました。とは言え、11月前半からずっとクリスマスシーズンだったので、だんだん息切れしてきたのか、次第に大きい行事も無くなってきました。ショッピング街のセールだけは相変わらず続いていますが…。(ちなみに、大々的にセールと言っていても、実際は安売りではなく、普段と変わらない値段で売られています。プレゼント用など、飛ぶように売れるので、値段を下げる必要がないのでしょう。)

そんな中、街の中心部にひっそりと立つ教会でクリスマスキャロルの演奏会が催されたので、行ってきました。

6014StAnnCarol
今回はあまり規模の大きくない集まりです。もともと教会自体も小さいですし。
合唱隊だけで歌う曲と、聴衆も参加して歌う曲が、ほぼ交互に繰り返されます。クリスマスキャロルの定番はだいたい決まっているようで、もう旋律を覚えてしまった曲も多くなってきました。歌詞はまだ覚えられませんが…

6016crib
ところで、ピアノ伴奏者の隣に、小屋の模型が飾られています。これはcrib(クリブ)と言って、イエス(英語読みではジーザス)がお生まれになった時の馬小屋の情景を再現したものです。クリスマスになると街中でよく見かけるようになります。教会にはもちろん必ず作られていますし、広場やショッピングセンター、自動車ディーラーの店舗内まで至る所に飾られています。日本人がお正月に門松や鏡餅を飾るような心境なのでしょうか? あれも個人宅から商店、企業ビル、工場まで色んなところに飾られますしね。

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【2007/01/05 20:43】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |
プロフィール

Author:kazuna
東京都葛飾区に住み、北区王子へ通勤する技術系会社員。
趣味はオーケストラ、外国語勉強、将棋、野球を観に行くこと、サッカーをTVで見ること、外国で挙動不審な散歩。

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