だいぶ昔の話になってしまいますが、5月4日〜5日にBirminghamで開かれたヨーロッパブラスバンド選手権大会を聴きに行って来ました。
会場はBirminghamのSymphony Hallです。4月21日にバーミンガム市交響楽団の演奏会を聴きに行ったのと同じ会場なので、写真はその時の記事をご参照下さい。 英国式ブラスバンドは、その名の通り、イギリスが本場です。当たり前ですが。 日本でブラスとかブラバンとか言うと、だいたい木管楽器も入った編成のことを指しますが、本来”brass”とは金管楽器のことで、木管は含まれません。英国式ブラスバンドは、高音から低音まで全てを金管楽器で演奏してしまう大胆な編成です。打楽器も含め、通常は28人〜30人くらいの規模で演奏します。 ちなみに、私も以前、地元(東京都江戸川区)で英国式ブラスバンド団体に所属していました。オーケストラの方の活動が忙しくなってしまい、数年前に辞めてしまったのですが、ブラスの音楽自体は相変わらず好きなので、今回マンチェスターから電車で2時間掛けて聴きに出かけてきました。 ![]() コンテスト形式で、各バンドが課題曲(委嘱作品)と自由曲を演奏します。今回の参加団体は12で、欧州各国からの代表が集まりました。ちなみにイギリスは、例によってイングランド、ウェールズ、スコットランド別々に代表を出しています。本場の特権でしょうか。サッカーのワールドカップとかでもそうですよね。 ただ、12団体のうち3つも出したにも関わらず、優勝はベルギーのバンドに浚われてしまいました。しかも2年連続。どうした本場。 ![]() コンテストは1日半かかる長丁場なので、ずっと客席で聴くのはわりと至難の業です。そういう時はロビーに出てみましょう。各国から集まったブラスマニアの財布の中身を搾り取るべく、業者が所狭しとブースを並べています。 CD、DVD、楽譜の販売ブースの他に、楽器も展示しています。最近、あまり楽器の新発売をチェックしていなかったので、主だったメーカーの新製品を一通り見ておきました。新しいトロンボーンが欲しくなりましたが、何とか誘惑を回避。日本まで持ち帰る手間と送料を考えると、なかなか踏み込めません。 ![]() 会場の外では、青年バンドが余興演奏をしています。人垣がすごいので、上から撮ってみました。 ![]() さて、コンテストの審査は、審査員の偏見を防ぐべく、カーテンの壁を使って行われます。写真の中央に紫色の小部屋がありますが、審査員はその中に閉じ込められ、外の様子を見ることはできません。つまり、審査員は「今どの団体が演奏しているのか」知る術が無く、公平に審査が行われる、ということのようです。しかし、音もカーテンで遮られてしまうので、審査員の聴く音楽とバンド・指揮者・聴衆の聴く音楽とは違ったものになってしまうと思うのですが…。それでいいのかという気がしました。 ![]() |
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