朝早くから起き出し、自転車で江戸川を越え、国府台球場へ向かう。入場料600円を払って球場の中へ。夏の高校野球・西千葉大学予選。今年は何でも記念大会だそうで、東京だけでなく千葉までもが東西に分かれている。今年に当たった3年生はラッキーだ、出場確率が2倍に増えるのだから。
第1試合は千葉高対国府台高。国府台高校はこの球場のすぐ近くにあるらしい。球場内に入ると既に1回裏だったが、1回表に千葉高が早くも1点取っていたようだった。普段、高校野球の予選を見に行っている江戸川区球場(東東京大会)に比べてファウルグラウンドが広いが、その分目線がグラウンドと同じであり、近くで選手を見ることができる。観客達の人気はやはり木陰の位置に集中していたが、折角見に来たので日向の最前列に座ってみた。
試合内容は、初回の得点を除いて全く点の入らない展開で、守備も冴えていたのだが、何より両チームの投手の球威が強く、打者を圧倒していた。1回戦から好カードだ。試合以外の点では、やはり高校球児達は相変わらず礼儀正しいことが確認できた。上級生から教えられたり、練習試合等で他校と接することで礼儀が磨かれていくのだろう。行き過ぎの点も無いではないが、むしろこの傾向が今後数十年でどう変わっていくのか、あるいは変わっていかないのか、楽しみではある。
また応援のスタイルも特に新しくはなっていなかった。直管だけでなくホルンやテューバまで加わったブラス隊が丁寧に応援歌を演奏する。その応援歌のヴァリエーションは非常にゆったりしたペースでしか変化していない。ここ数年で『さくらんぼ』や『エル・クンバンチェロ』が加わったが、あとはルパンとか必殺仕事人など昔ながらのレパートリーだ。私自身、高校で吹奏学部に在籍していたために夏の応援には楽器を持って出かけていったのだが、当時演奏した曲は8割以上がまだ生き残っている。この変化の大きい時代にあって、これだけ変わらないものは珍しいのではないか。この点については、今年も本戦大会をちゃんとTVで観てチェックしていきたい。

今まさに打たんとしている国府台高校の打者。
なお試合は無失点のまま続いていたが、8回表になってソロホームランが飛び出し、千葉高が1点を追加して試合を決定付けた。

外野の芝生。第1試合と第2試合の間なので誰もいない。この球場は高校や大学の多い文教地区にあるので、稼働率も高いような気がする。あるいは女子校が多いのでそこまで忙しくはないのかもしれないが。写真奥の白い建物は体育館のようだ。

内野と内野席の風景。非常に暑い日で、日陰でもないので、相当日焼けした。腕がひりひりする。試合中は座っていただけなのだが、日光に晒されているだけで体力を消耗する。グラウンド上はさらに気温が高いだろう。選手達は大変だ。審判さんとかも。
まだ時間があったので、第2試合も最後まで観戦した。昭和学院高対土気高。今度は投手力、守備力に微妙な開きがあり、それがやがて拡大して、8対0の大差で決着がついた。朝からたっぷり高校野球の世界に浸かり、充分に堪能した一日だった。
そうそう、私は第1試合を千葉高側のスタンドに座って見ていたのだが、応援団の父兄の方にアイスコーヒーと飴玉をご馳走になった。ここを偶然見られる確率は例えようもなく低いだろうが、この場を借りてお礼申し上げたい。有難うございました。