kazunaマンチェスター反省記
東京で勤務する一研究者が、2006年9月から365日間、英国マンチェスターで生活しました。在英中のブログ(kazunaマンチェスター行状記)を受け継ぎ、英国の思い出や日本での生活を書き継ぎます。
29/11 ミュージカル“Woman in White”
 アンドリュー・ロイド・ウェッバーの新作。原作は19世紀のミステリー小説ということで、音楽・ストーリー両方に期待して出かけた。
 で、感想。まずストーリーについては、もともと文庫本3冊(日本語訳版)にわたる大部の話であり、ミステリーゆえにあまり省略もできないので、かなりスピーディーな展開だった。「普通のミュージカルならもうちょっとこの場面で引張るんだろうなー」というところもどんどん場面転換したり。しかし間が空きすぎることもなく、緊張感が途切れずに保たれ続けたのは、音楽のせいもあるが、演奏者(オケ)と舞台関係の装置担当者の好プレーの賜物だろう。
 ロイド・ウェッバーの音楽は期待以上。変拍子を多用し切迫感を煽っている。音階も(おそらく)臨時記号が多用され、不規則に跳躍する音程も多く、オケ・歌手ともに相当難しかったに違いない。しかしオケは小人数ながらも豊かな色彩で舞台の雰囲気を完璧に作り上げ、歌手も(声質に主観的な好みはあるものの)総じて迫力ある声で熱演していた。なおかつ日本語の発音ははっきりと素晴らしく、複雑なストーリーを巧みに聴衆に伝えていた。
 クラシック音楽もそうなのだけど、ミュージカルも、たぶん商業的な理由から、新作が産まれにくくなっている時代なのだと思う。それでも(ビジネスを味方につければ)このように華々しく新作が誕生するわけで、ぜひ今後も作品リストに新しい名前が増えていって欲しいと思う。やはりロンドン、ニューヨークに期待だろうか。

[テーマ:ライヴレポ・感想 | ジャンル:音楽]

【2007/12/03 00:14】 | 音楽 | トラックバック(1) | コメント(0) |
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Author:kazuna
東京都葛飾区に住み、北区王子へ通勤する技術系会社員。
趣味はオーケストラ、外国語勉強、将棋、野球を観に行くこと、サッカーをTVで見ること、外国で挙動不審な散歩。

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